
古い和室 2 部屋と台所が現代的なリビングと浴室に大変身!
3世代百年以上にわたって住み継がれてきたW邸。まっすぐな海岸線沿いの風光明媚なロケーションに溶け込む鄙びた外観はそのままに、その間取りの一部が現代的な生活空間に生まれ変わりました。
今回のリフォームのきっかけになったのは、永く愛用してこられた五右衛門風呂(釜炊き風呂)の深刻な老朽化でした。その後、家全体の建て替えから転居する案まで、様々な暮らしの見直しを検討するなか、弊社で新居を建てられていた娘さんからのご紹介がご縁で、ハウスドゥにリフォームのご依頼をいただきました。
「改修するのであれば、愛着のある部分は極力残したいという気持ちが強かった」と振り返るご主人。そこで、表となる南
古い和室 2 部屋と台所が現代的なリビングと浴室に大変身!側には手を付けず、浴室や台所などの水周りと、家の中で一番長く過ごす居間部分という北側を集中的におこなうプランに決定。
このリフォームにより、壁で区切られていた客間と居間の和室 2 部屋をひとつにまとめて LDK に、そして旧台所部分を新たな脱衣洗面室と浴室に。特に新しくなった LDK は北側の縁側部分も取り込みリビングとして十分な広さを確保し、老朽化で弱くなっていた床面(畳面)も新築の断熱性能を施したフローリング仕様に改修。同じく断熱施工をした北側の壁にはペアガラスの掃き出しサッシ窓を組み合わせ、今まで高さのバラバラだった部屋はすべてフルフラットになり、その外壁にはメンテナンスもしやすいガルバリウムと、現代的なデザインの空間に生まれ変わりました。
また、屋根裏のスペースを利用してリビングの天井高を上げているのがポイントで、屋根の形状に沿った勾配天井や、百年間屋根裏に隠れていた希少な古い梁を「あらわし」として活かすなど、広く快適になっただけでなく、古民家リフォームならではの個性的な LDK 空間に仕上げることができました。
そしてキッチンには古い木造家屋でも安心のオール電化を、懸案の風呂には便利なユニットバスをそれぞれ採用と機能性も
飛躍的に向上しました。
「受け継いできたものを大切にしながら、驚くほど快適で便利になって、孫たちも大喜び。娘からも、もっと早くやってくれれば良かったのにと言われるくらい。本当にリフォームをして良かった」とご夫妻も大満足なリフォームが完成しました。
畳からフローリングになって、ソファでくつろぐ生活が実に快適。ここから眺める海景色の素晴らしさを再確認できたのも、このリビングのおかげですね。 夏はソファに座ったまま水平線に沈む夕日が楽しめるんですよ(ご主人)。潮風対策の庭木も「眺めの邪魔になるから」と主人自ら伐採したくらい(苦笑)。それでもリビング内は風の影響もなく静かで暖かいし、キッチンも一緒になって暮らし的にも快適です(奥様)。
ここは元々ふすまだった部分をハウスドゥさんの提案で壁にしてもらったのですが、リビング側は食卓を配置することができたので壁にしてよかったなと思います。 和室側から見た側の壁も、 40 年くらい前の隣の壁のものと色素材を合わせていただいたのには驚きました。 違和感がなく仕上げていただいて、おかげで愛着のあった壁が少し広がったような感覚で、 すごく気に入ってます。(奥様)
W様、この度は完成おめでとうございます。夏の間、仮設のキッチンのご利用お疲れ様でした。まずは寒くなる前に完成したことに安心しております。今まで増築を繰り返された古き良き純和風の建物を、水回りとリビングを洋風に変えたリフォームでしたが「フローリング生活には数日で慣れた。本当にやってよかった。」とおっしゃっていただき、大変嬉しいです。始まりは、ご主人様が「奥様が住みよくなるためにやりたい」「奥様が望むことをできるだけやってあげたい」という事を常々おっしゃっておられ、素敵だなと思いました。リフォームの仕様や色などを決めさせていただくお打ち合わせも、当初は奥様だけでのご予定とのことでしたが、半ば強引にお誘いしてご主人様にもご同席いただきました。1回目のお打ち合わせのあと、「思いのほか楽しかった。来てよかった。誘ってくれてありがとう。」とおっしゃっていただき、私は心の中でガッツポーズ。お二人の意見を出し合い、イイトコドリの素敵なリフォームが完成しました。また、コーディネーターの金本や工務の福島の事もお褒めのお言葉をいただきましてありがとうございました。私共にとっても、こういったフィードバックは大変励みになります。今後も、補助金の申請のお手伝いやアフターなどでお世話になることと思いますが今後ともよろしくお願い致します。(担当:福場)