
のどかな田園地帯のランドマーク的存在「ネオライフ浜町」を紹介します。築16年が経過したマンションルームですが、当時主流だった3LDKの間取りは今でも十分に通用する設計で、U・Iターン者など1人暮らしの方、さらにセカンドライフ用など、主に気ままなライフスタイルを希望される方には最適な物件です。市の中心から少し離れていますが、車の欠かせない島根暮らしにとっては特に不自由を感じる距離ではありません。
間取りそのものは変更できないため、クロスとフロアの全面貼り替えと、トイレの換装が主なリフォームポイントです。変更不可とはいえ、本物件の大きな魅力は、6帖の和室とLDKがひとつの大きな空間として使えることです。LDK側のコーナーが建具で構成されているので、開放するだけでLDKと一体化。バルコニーの向こう側に広がるこのマンションならではの開放的な眺めも、その魅力に一役買います。
玄関を入ってすぐの両サイドにある6帖と5帖の各洋室も収納完備で使いやすく、出窓仕様になった窓辺もいろいろとアレンジの利く広さがあります。今の暮らしにも対応する基本的な機能性と3LDKという使いやすい広さを確保しながら、しっかりしたリフォームもした上で、求めやすい価格を実現することができました。
陽当たりの良い広縁に囲まれた和室は、この家の「顔」のような存在。その特別な雰囲気を壊さないよう、丁寧なリフォームを心がけました。細部を眺めているだけでも楽しい空間です。
和室とは反対に、現代的な住み心地を重視したLDKは、データ上は20帖ですが、肉眼ではそれ以上の広さを感じることができます。ダイニングのダウンライトや、一面だけライトブラウンにアレンジした壁など、モダンな遊び心も生きています。
土間とフロアを合わせて8帖以上はある広さは、さりげなく日常のゆとりを演出してくれる空間です。ここにもまた手の込んだ造りの古い下駄箱をそのまま活かしてあります。
純和風の黒い瓦がすてきなお家でした。造り付けの棚やふすま・欄間など、こだわりの詰まった良いところを残しつつ、より暮らしやすく、時代に合わせたデザインを取り入れました。