
昭和47年という築年数ながら、左右非対称の洒落た外観や、2階バルコニー壁の大きな丸い穴等、当時としてはかなり先鋭的なデザインだったことを偲ばせる本物件。その個性的なフォルムはそのままに、外壁の塗り替えや、玄関扉を最新のものに変えるなど、今の暮らしの中で、違和感が出ないよう、デザイン的な改修を加えました。そんな外観に対して、生活に関わる間取りは、快適性や機能性を考慮して大幅なリフォームをおこないました。
特に暮らしの中心となるLDKは、廊下(玄関ホール)を介してアクセスする別間になっていたキッチンと和室リビングは、間の壁をなくすことで、15.5帖の大空間に生まれ変わりました。ひとつながりのLDKにするにあたり、リビングに元々あった床の間や仏間、縁側部分のスペースも含めることで、さらにゆとりのある大きなLDK空間を実現しました。キッチン、バストイレといった水回りの刷新はもちろん、間取り的には、隣接するキッチンの勝手口をなくした分の面積をバスルームに充当。大小別になっていた古いタイプのトイレも洋式に一本化することで広さと機能性を向上させました。
客間としても使い勝手のよい1階和室は、畳替えの他、隣接の板間はフローリング貼り替えと収納をなくしてシンプルな空間に改修しました。畳の間部分は4帖半ですが、板間と含めると9帖近い広さがあり、客間としてだけでなく、様々な活用が期待できる空間に仕上がっています。昭和の様式を思わせる2階部は、階段を上りきった左右に洋室と和室という2間のみの間取りですが、子供部屋として利用するには最適のシンプル設計です。洋室側は外観アクセントのバルコニーと掃き出し窓で繋がりますが、バルコニー自体はそのままに防水施工をおこないました。全体としては、LDKの旧リビング部分や、和室のように、元々あった細々とした収納類をなくすことで、空間のシンプル化を徹底。そうすることで、現代的な広さと使いやすさを実現することができました。
一見して目を引く左右非対称の外観は、2階部からゆるやかにテーパードもついていることもあり、まさに「他にない家」と言っていいでしょう。元々赤かった外壁をオフホワイトに塗り替えるなど、多少は個性をマイルドにはしましたが、それでも「人と違うものを」という方には、ぜひ直に見ていただきたいデザインです。
88坪と広い敷地面積で、外構にもかなりのゆとりがあり、現代的な大型乗用車やミニバンでも、3台は楽々駐車できます。他にもホームバーベキューをしたり、お子さんの水遊びをしたり、さらに屋外収納を造ったりと、いろいろと使える広さです。
元々はキッチンと和室リビングが壁を隔てた別間の設計で、その壁に扉もないという不便な間取りでしたが、ひとつながりのLDKにリフォームすることで、見違えるほど広々と使いやすい空間になりました。対角線で繋がる変形の間取りで、キッチンとダイニング、リビングと、ひとつの空間が機能別に使える利点もあります。
おしゃれなデザインをリノベーションし、白を基調に明るい雰囲気のあるお家にしました。リビングが狭かったので、和室と繋げ広々としたLDKにし、元の家の良さを残しながら現代風な間取りで使い勝手の良いリノベーションをしました。ハウスドゥの「リノ計画」ではお洒落なデザイン住宅もリフォーム、リノベーション可能となっております。