使える部分はしっかり残す!
快適に生まれ変わった大きな家
114坪の角地という恵まれた条件の土地に建つ中古住宅のリノベーション物件です。ベースとなった住宅は築32年という古さもあり、主に床まわりの老朽化が進行していたため、全室床の張り替えを行い、他にも外壁面や床、天井の断熱改修やペアガラスサッシへの交換をすることで快適な住宅に生まれ変わりました。また、電動シャッター付きのガレージが備わっているのが、中古物件ならでは。普通車2台を格納できる大きさで、雨の日でも濡れずに家の中に入れるのが便利です。
平成初期の住宅らしい立派な構えの玄関周りは、天井、壁、床などの内装を一新し、玄関戸も交換。LDKへ続く長い廊下の途中にあるバス・トイレの配置は旧間取りのまま活かし、広さをプラスして浴室は1坪サイズを、洗面脱衣室には部屋干し機能を追加して家事のしやすい広さを確保しました。
並んでいた旧ダイニングキッチンと居間(和室)は間取りをひとつにまとめてワンルームのLDKに改装。和室の続き間で構成されていた旧間取りを活かし、幅広い世代で使いやすい、スタンダードな広さのLDKに仕立て直しました。1階の個室がLDK以外に3つ確保できているのも本物件の特徴で、続き間の和室のうち、一室をフローリングの洋間に改修したことで、寝室や子供部屋、客間としても使えるようになりました。
この改修の際、押入れ収納を洋室に合わせて折れ戸式のクローゼットに造り替えましたが、そのスペースの半分を玄関フロア側から使える収納にアレンジし、帰宅時にコート掛けや日用品のストック収納として使えるようにしたのも、今回のリフォームのポイントです。
そのほか、裏庭には既存の屋根付きの広い物干し場や作業小屋(物置)が付いていたりと、中古住宅ならではのパフォーマンスが魅力の一棟です。
子育て世代からシニア世代まで幅広く使いやす
いちょうど良いサイズ 感の LDK にしています。
また、 主 流の南 向き LDK に対して、 本 物 件の
LDK は北側。 南向きのような日差しは望めませ
んが、 そのぶん一年中安定した明るさが確保で
き、 夏場は日光が入らないから快適で空調コスト
も抑えられます。
2 階建て住宅ではありますが、 1 階の部屋数を活
かした “ 平屋的な暮らし ” ができるのもポイントで
す。 2 つの洋室のどちらかを寝室にして、 あとは
ご家族の私室として利用出来ます。 加えて 2 階
にも 2 部屋あるので、 さまざまな暮らし方が楽し
めます。
1F を改装した際に新しく作った折れ戸
式のクローゼット。 収納力抜群の広さ
で、 帰宅時に便利なコート掛けや、 日
用品の収納に最適です。
家族で過ごす時間と、プライベートな時間、どちらも快適に過ごせる家をテーマにリフォームをしまし
た。元々付いていた便利な装備に加え、 現在の新築物件なら当然付いている装備をプラスして、 暮
らしやすく、 心地の良い家が出来ました。