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静かな郊外エリアながら、市の南北ともにアクセスのよい好立地の新造成地に完成したO邸を紹介します。瓦屋根とブラック外壁を組み合わせたシックな外観のO邸。ベースとなった「DOハウス 875-4L」の、1階LDKと和室、2階3部屋という構成要素のみ残し、それ以外は大幅なカスタマイズを施したこだわりの住宅に仕上がりました。
そのこだわりが、施主奥さまのご希望だった風水の考え方を取り入れた家づくりです。
風水を取り入れるうえでの重要なポイントが水回りの場所でした。合わせて対面キッチンとのリクエストもあり、それらのご要望と土地の条件(方角)とを照らし合わせ、キッチンと洗面浴室をそれぞれを対角でレイアウトしたことが大きなポイントです。
水回りの場所を優先したことで家事動線が遠くなりましたが、その結果、リビングが家の中央に配置される設計に、「いちばん長く過ごすリビングが真ん中にあるおかげで、何をするにもむしろ行動しやすい」と奥さまに満足していただけました。風水問題をクリアしただけでなく、ストックヤードを追加して収納の自由度を広げたキッチンや、洗濯機2台を置ける広い洗面脱衣室と、ご夫妻それぞれのご要望にも応えることができました。
残る1階の和室は、将来仏間として利用するというコンセプトのもと、3帖というコンパクトサイズにするなど、水回り以外の空間それぞれに目的やテーマがあるのも、Oご夫妻ならではの家づくり。プライベート空間となる2階の各部屋もコンセプチュアルな仕様になっています。
寝室、書斎、書庫と明確に使い分けされている2階居室は、大きなウォークインクローゼットを設けた寝室に、立った姿勢でパソコン作業をするご主人のために、コンセント類を高い位置に設定した5.2帖の書斎など、コンセプトが明快です。また、標準仕様のバルコニーをトイレに変更したことも2階部のポイントです。
風水という課題に、細かい検討や変更を重ね、苦労点も多い家づくりでしたが、ご夫妻のこだわりの実現はもちろん、弊社企画住宅の可能性を広げることができました。
あらかじめ「立ったままでパソコンが扱える仕様に」とお願いしていたので、希望通りの書斎で満足しています。家の中は明るい配色ですが、ここだけはダークな色調にこだわって男子部屋という雰囲気にしています。(ご主人)
風水の条件をクリアしていることはもちろん、以前の住まいのキッチンよりも断然広くて使いやすいですね。ストックヤードは半屋外というよりも、ドア一枚隔てたキッチン収納という使い勝手が嬉しいです。(奥さま)
いろいろとわがままをきいていただいた1階ですが、結果的にリビングを中心とした、すごく使いやすい間取りになっていて、すべてリビングから行動できる動線が気に入っています。(ご夫妻)
O様とは約2年間にわたり、お世話になりました。初めてお会いした時から明確な希望条件を教えていただき、条件に当てはまる土地をいくつか案内させていただいたことを懐かしく感じます。途中、お家探しをお休みされる時期もございましたが、再開される際に真っ先に私にご連絡いただいた時には本当に嬉しかったです(笑)。
再び探し始められてからはすぐに土地も見つかり、とんとん拍子でお家が完成した印象です。完成したお家を非常に喜んでいただき、私自身O様のお家探しに携わることができ、心から嬉しく思います。